片贔屓(読み)カタヒイキ

デジタル大辞泉 「片贔屓」の意味・読み・例文・類語

かた‐ひいき【片××屓】

《「かたびいき」とも》一方だけをひいきにすること。えこひいき。片引き。
き遅き花にや雨の―」〈毛吹草・五〉

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精選版 日本国語大辞典 「片贔屓」の意味・読み・例文・類語

かた‐ひいき【片贔屓】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「かたびいき」とも ) 片方の人ばかりをひいきにすること。また、そのさま。えこひいき。片引き。
    1. [初出の実例]「昭公の周姓を娶て、非礼をなすをかたひいきして、孔子の礼を知れりと云は、聖人ともをぼへず」(出典:応永本論語抄(1420)述而第七)
    2. 「いやいや、殿のお裁きでも、こりゃ又余りな片贔屓(カタビイキ)」(出典:歌舞伎・染竹春駒(1814)二幕)

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