牛久保(読み)うしくぼ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「牛久保」の意味・わかりやすい解説

牛久保
うしくぼ

愛知県豊川市(とよかわし)南部地区。旧牛久保町。国道151号が通じ、JR飯田線牛久保駅がある。街村状の市場町で、家具製造・販売が特色戦国時代牧野古白(成時)築城の牛久保城跡、奇祭「うなごうじ祭」で名高い八幡(はちまん)神社がある。熊野神社にある「牛久保のナギ」は樹高20メートルの巨木で国の天然記念物。

[伊藤郷平]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「牛久保」の意味・わかりやすい解説

牛久保
うしくぼ

愛知県南東部,豊川市南部の商業地区。 1891年に町制施行し,1943年豊川市に合併伊那街道 (現国道 151号線) に沿う宿場町として発展した。「牛久保の嫁入り道具」といわれるほど現在も呉服店や家具店が多い。特にたんす製造は名高い。近年は洋風家具の生産が多い。奥三河地方や静岡県西部にまで根強い商圏をもつ。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android