牛刀をもって鶏を割く(読み)ギュウトウヲモッテニワトリヲサク

デジタル大辞泉 「牛刀をもって鶏を割く」の意味・読み・例文・類語

牛刀ぎゅうとうをもってにわとり

《「論語」陽貨から》小さな物事を処理するのに必要以上の大がかりな手段を用いることのたとえ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「牛刀をもって鶏を割く」の意味・読み・例文・類語

ぎゅうとう【牛刀】 を もって鶏(にわとり)を割(さ)

(「論語‐陽貨」の「子之武城、聞弦歌之声、夫子莞爾而笑曰、割雞焉用牛刀」による。小さな鶏を割くのに、牛を切る大きな包丁を使う意から) 小さなことを処理するのに大げさな手段を用いることのたとえ。
独身(1910)〈森鴎外〉一「これは少し牛刀鶏を割く嫌がある」

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