牛尾山(読み)うしおやま

日本歴史地名大系 「牛尾山」の解説

牛尾山
うしおやま

山科盆地の東、音羽おとわ山の西南に位置する支峰。法厳ほうごん寺がある。

明応元年(一四九二)の記という「牛尾山厳法寺記」(「山城名勝志」所引)音羽山について「凡縦横八九里、修嶺尖峰数十余朶、其一朶牛尾」と述べるが、近世の「都名所図会」は音羽山の項に「又牛尾山ともいふ。追分より東南の山なり」と、音羽山の異称とする。「扶桑京華志」は「一名西尾、乃音羽山北麓」と記すが、音羽山頂よりすれば西南にあたり、不審。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android