牛山郷(読み)うしやまごう

日本歴史地名大系 「牛山郷」の解説

牛山郷
うしやまごう

明治二年(一八六九)大口郷・山野やまの郷・羽月はつき郷が合併して成立した伊佐郡の郷。郷名は大口の旧名とされる牛山から付けられた。郷域は旧大口郷の一五ヵ村、旧羽月郷の九ヵ村、旧山野郷の一ヵ村の計二五ヵ村からなる。同四年には郷高一万九千八五一石余、戸数二千五九、人口八千八八〇、うち士族二千九二二。物産は薬種では縮砂・金銀花・半夏、蔬菜では香蕈・松蕈、樹木では・甘・蚊母・樟・檜、飛禽では雉・山鶏・鴛鴦・鶉、走獣では野猪・鹿・獺・貉・兎、鱗介では鯉・鮒・鯰・斑魚・亀(以上「薩隅日地理纂考」)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android