牛耳(読み)ギュウジ

デジタル大辞泉 「牛耳」の意味・読み・例文・類語

ぎゅう‐じ〔ギウ‐〕【牛耳】

牛の耳。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「牛耳」の意味・読み・例文・類語

ぎゅうじ・る ギウジる【牛耳】

〘他ラ四〙 (「牛耳(ぎゅうじ)」の動詞化) 団体党派などの中心人物となって、その組織自分の思い通りに動かす。牛耳を執る。
雑嚢(1914)〈桜井忠温〉七「殊(こと)に米海軍の射法は、〈略〉大いに兵器界を牛耳(ギウジ)ってゐるさうだ」

ぎゅう‐じ ギウ‥【牛耳】

〘名〙 牛の耳。
史記抄(1477)一一「刑白馬は牛耳をきって盟と同事ぞ」 〔山海経‐北山経〕

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普及版 字通 「牛耳」の読み・字形・画数・意味

【牛耳】ぎゆう(ぎう)じ

牛の耳。血盟のときにその左耳を取るものは盟主。宋・文天祥〔二月六日、海上大戦~〕詩 身、大臣と爲りて、義として當(まさ)に死すべし 下の師に、牛耳を愧(は)づ

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