出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
…しかし牛も馬も鶏も飼われてはいても,哺乳類家畜は〈けもの〉に,鳥類家畜は〈とり〉という,野生種をも含めた上位カテゴリーに包括されて,それらを横断して,飼われたもの一般を指すカテゴリーは,語彙として存在しない。 中近東やヨーロッパでは,主要家畜である有蹄類家畜が放牧されるとき,そこには必ず群を管理する牧夫というものがいる。それは一つの職業として確立している。…
…オオカミなど野獣に襲われると四散する。牧夫の引導がないと,斜面を上へ上へと進み,風上に移動する習性をもち,ときに独力で幕営地に帰れないことがある。これらの点から,一般に羊は,牧夫による放牧管理の度が高く,人への依存度の高い家畜とみなされている。…
…それに対し東南アジアやオセアニアなどは,湿潤で森林やブッシュの繁茂がきつく,草地放牧の適地を欠く。水牛や牛,そして豚などの小規模飼育は認められても,群放牧による牧畜は展開せず,集団ないし専業的職業としての牧畜民や牧夫の成立をみず,農民の副業的活動にとどまったといってよい。その点で日本も似た条件下にあり,牧での牛馬の放牧はあっても,どこまでも農山村の生業の一部として特異的に認められ,他は役畜である牛馬や豚の舎飼いが一般であった。…
※「牧夫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新
4/12 デジタル大辞泉プラスを更新
3/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
2/13 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新