物の色（読み）もののいろ

精選版日本国語大辞典「物の色」の意味・読み・例文・類語

① あたりの様子。景色。風物。

※常陸風土記（717‐724頃）行方「峯の頭(ほとり)に雲を浮かべ、谿の腹に霧を擁(いだ)きて、物色(もののいろ)可怜(おもしろ)く」

※源氏（1001‐14頃）葵「ほのかなる袖口・裳の裾・汗袗(かざみ)など、ものの色、いと清らにて」

出典　精選版日本国語大辞典精選版日本国語大辞典について　情報

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