物は試し(読み)モノハタメシ

デジタル大辞泉 「物は試し」の意味・読み・例文・類語

ものため

物事はやってみなければ、その成否やよしあしはわからない。実際に試してみるのがよいということ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「物は試し」の意味・読み・例文・類語

もの【物】 は 試(ため)

物事はなんでも、実地に試してみなければその成否やよしあしはわからない。ともかく一度やってみるがよいということ。
浄瑠璃傾城反魂香(1708頃)上「物はためしと百姓共若草分けて尋れども、虎の足形あらざれば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

ことわざを知る辞典 「物は試し」の解説

物は試し

何事もためしてみなければわからないから、一度はやってみよう。

[使用例] でも女の身にすれば、応募して旅に連れて行かれるという立場ですもの、すっぱりした気持ちじゃないかしら。女性同士、お互いにずいぶん気持ちが楽でしょうね。ものは試し、あたしも応募すればよかった[井伏鱒二駅前旅館|1956~57]

[解説] 人に物事を勧める時のほか、自ら試しにやってみる場合にも用いられます。

英語〕You never know what you can do till you try.(やってみなければできるかどうかわからない)

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android