物打（読み）ものうち

精選版日本国語大辞典「物打」の意味・読み・例文・類語

〘名〙太刀(たち)などで物を打ち切る時、その物に最も多く触れる所。切先(きっさき)から一〇センチメートルほどのところで、刀身が広がりはじめる部分。ものうちどころ。

※虎明本狂言・二千石（室町末‐近世初）「此太刀のきっさきがあはれでほゆるか、物うちがあはれなか」

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