物申し(読み)モノモウシ

デジタル大辞泉 「物申し」の意味・読み・例文・類語

もの‐もうし〔‐まうし〕【物申し】

《古くは「ものまをし」》
神や天皇など高貴な方に申し上げること。あるいは取り次いで伝えること。また、その職の人。
「縄の端にぬりてを懸けて、―に労ること無かれ」〈顕宗紀〉
祝詞などを奏すること。
「―の声、しわぶる人なれば、をかしと聞こえたる」〈読・春雨・目ひとつの神〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android