特別教育研究経費(読み)とくべつきょういくけんきゅうけいひ

大学事典 「特別教育研究経費」の解説

特別教育研究経費
とくべつきょういくけんきゅうけいひ

2004(平成16)年度の国立大学法人化とともに導入された運営費交付金制度において,「新たな教育研究ニーズに対応し,各国立大学等の個性に応じた意欲的な取組みを重点的に支援するため」に措置される経費。第2期の国立大学の中期目標・中期計画期間において「特別経費(財政支援)」としてあらためて新設され,①評価反映分(第1期中期目標期間における各大学の努力と成果を踏まえ交付する経費),②プロジェクト分(各法人における各種プロジェクトを支援する経費),③大学改革共通課題分(各種の大学改革上の共通課題に対応するための取組みに対し,機動的な支援を行う経費),④基盤的設備等整備分(各法人が策定している設備マスタープランに基づく基盤的設備の計画的整備等を支援する経費),⑤全国共同利用・共同実施分(共同利用・共同研究拠点等における各種プロジェクト等を支援する経費)の5区分からなり,2013年度は1258億円が計上されている。
著者: 島一則

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報

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