特定疾患(読み)トクテイシッカン

デジタル大辞泉 「特定疾患」の意味・読み・例文・類語

とくてい‐しっかん〔‐シツクワン〕【特定疾患】

難病なんびょううち厚生労働省が特に定めたもの。原因不明で治療方法の確立されていないもの、後遺症のために社会復帰が困難になるもの、慢性化・長期化によって家族の経済的・精神的負担が大きくなるもの、症例が少なく研究が進んでいないものなどが指定される。スモンサルコイドーシスパーキンソン病などがある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「特定疾患」の意味・読み・例文・類語

とくてい‐しっかん ‥シックヮン【特定疾患】

〘名〙 原因不明で治療方法が確立していない難病のうち、厚生労働省が特に定めた疾患医療費公費負担の対象となっている。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「特定疾患」の意味・わかりやすい解説

特定疾患
とくていしっかん

厚生労働省が難病対策の対象として2014年(平成26)まで定めていた疾患をいう行政用語。1972年(昭和47)7月旧厚生省は公衆衛生局に特定疾患対策室を設けて難病対策をスタートさせ、その対象疾患としてとくに定めた難病を特定疾患とよんだ。

[柳下徳雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

知恵蔵 「特定疾患」の解説

特定疾患

難病」のページをご覧ください。

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android