犬樫(読み)いぬがし

精選版 日本国語大辞典 「犬樫」の意味・読み・例文・類語

いぬ‐がし【犬樫】

  1. 〘 名詞 〙
  2. クスノキ科の常緑小高木。本州中部以西の山地に生える。高さ五メートルに達する。葉は長さ四~八センチメートルの先端と基部がとがった長楕円形で、光沢があり、裏面には白い微毛が密生する。三月頃、多数の紅色の花が葉腋(ようえき)と若い枝の基部に咲く。まつらにくけい。〔大和本草(1709)〕
  3. 植物あらかし(粗樫)」の異名
  4. 植物「いちいがし」の異名。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「犬樫」の解説

犬樫 (イヌガシ)

学名Neolitsea aciculata
植物。クスノキ科の常緑低木

犬樫 (イヌカシ・イヌガシ)

植物。ブナ科の常緑高木,園芸植物アラカシ別称

犬樫 (イヌガシ)

植物。ブナ科の常緑大高木。イチイガシの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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