犯罪防止法(読み)はんざいぼうしほう(英語表記)anti-crime law

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「犯罪防止法」の意味・わかりやすい解説

犯罪防止法
はんざいぼうしほう
anti-crime law

1994年アメリカ上院で可決,成立した包括的な犯罪対策のための法律。 93年成立の「ブレイディ法」 (拳銃購入規制法) の内容をさらに強化するもので,全米ライフル協会などの猛反対により下院でいったん否決されるなど難航の末成立した。新法のおもなポイントは,(1) 特に殺傷力の強い襲撃用銃器 19種類の製造・販売を禁止する,(2) 向う6年間で総額 302億ドルを犯罪対策に支出する,(3) 向う6年間で警察官 10万人を増員する,(4) 重犯罪3回で終身刑とする「三振即アウト」制を採用する,(5) 死刑適用の範囲を拡大する,などとなっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android