狛部(読み)こまべ

精選版 日本国語大辞典 「狛部」の意味・読み・例文・類語

こま‐べ【狛部】

〘名〙 令制で、皮革製作染色専門とした者。もと大蔵省に属したが、大同元年(八〇六内蔵寮に移った。品部である狛戸(こまへ)から出身した伴部。定員六人。〔令義解(718)〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「狛部」の意味・わかりやすい解説

狛部
こまべ

大和朝廷技術をもって仕えた高句麗からの渡来人で,皮細工などに従事した品部。令制(→律令制)では,雑戸または品部として大蔵省に属した。

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