狡獪(読み)コウカイ

デジタル大辞泉 「狡獪」の意味・読み・例文・類語

こう‐かい〔カウクワイ〕【××獪】

[名・形動]悪賢いこと。ずるく立ち回るさま。狡猾こうかつ。「狡獪政治家

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精選版 日本国語大辞典 「狡獪」の意味・読み・例文・類語

こう‐かい カウクヮイ【狡獪】

〘名〙 (形動) 悪賢くてずるいこと。人をだますこと。また、そのさま。狡猾(こうかつ)
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉五「狡獪の医者、また日納爾(ジヱンネル)の功を奪はんと欲し」
明暗(1916)〈夏目漱石九六「狐臭い狡獪(カウクヮイ)な所も少しはあった」 〔世説新語文学

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普及版 字通 「狡獪」の読み・字形・画数・意味

【狡獪】こうかい(かうくわい)

わるがしこい。また、遊戯。〔魏書昭業伝〕昭業して出で、里市に走し、~群小と共に鄙(ひげい)、塗(てきと)跳、放鷹走狗、雜狡獪を作(な)し、日日に輒(すなは)ちく。

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