猛勢(読み)モウセイ

デジタル大辞泉 「猛勢」の意味・読み・例文・類語

もう‐せい〔マウ‐〕【猛勢】

[名・形動ナリ]
勢いの盛んなこと。また、そのさま。
「―なる事は、緒方勝りて候ふらん」〈義経記・四〉
《「もうぜい」とも》勇猛な軍勢
「これこそ―なるべきが、嫡子義朝について、多分は内裏へ参りけり」〈古活字本保元・上〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「猛勢」の意味・読み・例文・類語

もう‐ぜいマウ‥【猛勢】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 形動 ) 勢いが盛んであること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「已に六箇度此(この)処へ寄て、猛(マウ)勢を振ひ戦を挑(いどみ)しに」(出典:太平記(14C後)三四)
    2. [その他の文献]〔李白‐大鵬賦〕
  3. 勇猛な軍勢。荒々しく強い軍隊
    1. [初出の実例]「是(これ)こそ猛勢なるべきが嫡子義朝に付いて多分は内裏へ参りけり」(出典:保元物語(1220頃か)上)

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普及版 字通 「猛勢」の読み・字形・画数・意味

【猛勢】もうせい

強い勢い。

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