猿投(読み)さなげ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「猿投」の意味・わかりやすい解説

猿投
さなげ

愛知県豊田市北西部の旧町域。 1953年町制をしいたが,1967年豊田市に編入花崗岩からなる猿投山を取り巻いて新第三紀の丘陵洪積台地が広がり,浸食谷では米作丘陵地ではスイカダイコンカキ栽培が行なわれ,酪農も盛んである。新第三紀層に埋蔵される窯業原料のケイ砂,粘土の産地として有名。丘陵には二つの大学が誘致され,保見団地が建設された。猿投山周辺は愛知高原国定公園に属し,東海道自然歩道,舞木廃寺塔跡 (国指定史跡) などがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android