猿頭(読み)サルガシラ

デジタル大辞泉 「猿頭」の意味・読み・例文・類語

さる‐がしら【猿頭】

上端山形に切られ、断面五角形の材。板庇いたびさしなどのき板の押さえ木、門柱控え柱が付く位置に通す横木などに使われる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「猿頭」の意味・読み・例文・類語

さる‐がしら【猿頭】

〘名〙
横板を使った板庇(いたびさし)または板屋根の上に、板と直角に取り付け、板の反(そ)りを防ぐための材。
※請屋日記(1752頃)北御門宮作「一、さるかしら二し、長さ一丈五寸、あつさ四寸」
控柱の上端が本柱に接するところで、両者を固めるため横木を通し込栓(こみせん)を打つが、この横木の頭をいう。
板橋両側の地覆いをおいただけの低い縁木を止めた材の上端。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android