玉を呑む(読み)ギョクヲノム

デジタル大辞泉 「玉を呑む」の意味・読み・例文・類語

ぎょく・む

証券会社社員または商品取引員が、顧客から受けた株式商品売買を、取引所を通さずに自分相手方となって成立させ、あたかも委託どおりに売買を行ったように見せかけて、手数料やもうけた証拠金をだましとる。呑み行為をする。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「玉を呑む」の意味・読み・例文・類語

ぎょく【玉】 を 呑(の)

仲買人が、客から証券や商品の売買の委託を受けたとき、それを取引所に出さずに自分で売買して、正規に場にのせれば当然要する手数料や、相場変動によって儲けた証拠金をだまし取る。呑(のみ)行為をする。証券取引法商品取引所法では禁止行為。〔取引所用語字彙(1917)〕

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