玉川峡(読み)たまがわきょう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「玉川峡」の意味・わかりやすい解説

玉川峡
たまがわきょう

和歌山県北部、伊都(いと)郡九度山(くどやま)町にある峡谷。県指定名勝。高野山(こうやさん)から北流して紀ノ川に入る丹生(にう)川中流の約12キロメートルで、粘板岩、紅簾(こうれん)片岩の混じる硬砂岩層を侵食し、丹生滝、三ツ滝などの急湍(きゅうたん)に加え無数の奇岩甌穴(おうけつ)が連なる。ホタルアユも多い。高野山町石道玉川峡県立自然公園に含まれ、青少年旅行村、ハイキングコース、キャンプ場がある。

[小池洋一]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android