玉浦・玉之浦(読み)たまのうら

精選版 日本国語大辞典 「玉浦・玉之浦」の意味・読み・例文・類語

たま‐の‐うら【玉浦・玉之浦】

[一] 和歌山県東牟婁(ひがしむろ)郡那智勝浦町粉白(このしろ)付近の海岸歌枕
万葉(8C後)七・一二〇二「荒磯(ありそ)ゆもまして思へや玉之裏(たまのうら)離れ小島の夢にし見ゆる」
[二] 未詳。岡山県倉敷市玉島の海岸とも、広島県尾道市の海岸ともいう。
※万葉(8C後)一五・三五九八「ぬばたまの夜は明けぬらし多麻能宇良(タマノウラ)にあさりする鶴鳴き渡るなり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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