玉盤（読み）ギョクバン

デジタル大辞泉

ぎょく‐ばん【玉盤】

玉で作った皿の類。また、皿の美称。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

ぎょく‐ばん【玉盤】

〘名〙

① 玉で飾って作った大きな皿やたらい、板状の材など。また、皿の美称。美しい皿。

※宴曲・宴曲集（1296頃）四「嵐に類ふ琴の音 掻いては又かき返し 玉盤に跳(ほとばし)り 竊々たり嘈々たる声も有り」

※西洋道中膝栗毛（1870‐76）〈仮名垣魯文〉四「まづ細長イ箱を玉盤(ギョクバン)で張つめて枇杷の葉を煎じてコップへ入れてヨ」

② 月の異称。〔李羣玉‐中秋維舟君山看月詩〕

③ 菊の一種。

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【玉盤】ぎよくばん

玉の盤。

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出典　平凡社「普及版 字通」