玉結(読み)たまむすび

精選版 日本国語大辞典 「玉結」の意味・読み・例文・類語

たま‐むすび【玉結】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 江戸時代元祿一六八八‐一七〇四)頃に流行した婦女結髪。髪を背にたらし、その末端を折り返して輪としたもの。
    1. 玉結<b>①</b>〈和国百女〉
      玉結〈和国百女〉
    2. [初出の実例]「玉(タマ)むすびの黒髪の見ゆるもうたてく」(出典浮世草子男色大鑑(1687)一)
  3. 紐の結びかたの一つ。こまむすび。
    1. [初出の実例]「ちる露の玉結ひせよ糸すすき〈清一〉」(出典:俳諧・犬子集(1633)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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