王者(読み)オウジャ

デジタル大辞泉 「王者」の意味・読み・例文・類語

おう‐じゃ〔ワウ‐〕【王者】

《「おうしゃ」とも》
王である人。王。
同類のもののうち最も実力のある者。「王者貫禄を見せる」
王道天下を治める君。→覇者はしゃ1

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「王者」の意味・読み・例文・類語

おう‐しゃ ワウ‥【王者】

〘名〙 (「おうじゃ」とも)
① 王である人。王。国王天皇。おうざ。
※続日本紀‐養老五年(721)二月甲午「王者政令不便事、天地譴責、以示咎徴」 〔春秋左伝‐文公六年〕
② 王道をもって天下を治める君。⇔覇者(はしゃ)
神皇正統記(1339‐43)下「王者の軍(いくさ)と云ふは、とがあるを討じて、きずなきをばほろぼさず」 〔論語子路
③ ある集団において最も力のある、すぐれた者。
※金(1926)〈宮嶋資夫〉一「郵船は〈略〉戦後に海運界を支配する、海上の王者である」

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普及版 字通 「王者」の読み・字形・画数・意味

【王者】おう(わう)じや

王道を以て世を治める人。〔論語、子路〕子曰く、如(も)し王りとも、必ず世(一代がかり)にして、而る後に仁ならん。

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