珍報(読み)ちんぽう

精選版 日本国語大辞典 「珍報」の意味・読み・例文・類語

ちん‐ぽう【珍報】

〘名〙
① めずらしい知らせ。めずらしい報告
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉四「君はくるたびに珍報を齎(もた)らす男だから油断が出来ん」
② 他から受けた返書を尊んでいう語。御返書。珍答
石山本願寺日記‐証如上人日記・天文五年(1536)一〇月二〇日「更く十八人為成望儀之由申、丹後申付候折紙令あげ候間、其通惣の衆へ上野をもて申候処に、此申状ちんはうにて候」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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