珍羞(読み)チンシュウ

デジタル大辞泉 「珍羞」の意味・読み・例文・類語

ちん‐しゅう〔‐シウ〕【珍羞】

《「羞」はごちそうの意》珍しくてうまいごちそう。珍しい料理。珍肴ちんこう珍膳ちんぜん
「田舎料理食い付けた口の八百膳の―に逢いたるごとく」〈露伴・辻浄瑠璃〉

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精選版 日本国語大辞典 「珍羞」の意味・読み・例文・類語

ちん‐しゅう ‥シウ【珍羞】

〘名〙 めずらしくておいしい食物。珍饌珍膳珍肴。〔文明本節用集(室町中)〕
※内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉一〇「内外美酒山海の珍羞(チンシウ)」 〔後漢書‐姜詩妻伝〕

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普及版 字通 「珍羞」の読み・字形・画数・意味

【珍羞】ちんしゆう(しう)

珍しい料理。〔後漢書、霊帝紀〕(中平元年冬十一月)詔して太官の珍羞を減ず。は一廏馬(きうば)の郊祭の用に非ざるは、悉(ことごと)く出だして軍に給せしむ。

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