珠紅塗鎗金(読み)しゅこうぬりそうきん

世界大百科事典(旧版)内の珠紅塗鎗金の言及

【沈金】より

…漆工芸の加飾技法の一つ。漆面に小刀で線彫りし,彫溝に金箔を付着させて文様を表したもの。近代では金箔のかわりに金泥や色粉も用いられる。〈沈金〉は和名で,中国明代の書《髹飾録(きゆうしよくろく)》には〈鎗金 鎗或作 或作創 一名鏤金〉とあり,中国では一般に鎗金(そうきん)または金(そうきん)という。14世紀にはすでにつくられ,存星(ぞんせい)や東南アジアで発達した蒟醬(きんま)の母体となった技法である。…

※「珠紅塗鎗金」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」