出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
工業用に利用されるほとんどシリカSiO2(二酸化ケイ素)からなる原料鉱石の総称。普通は石英の集合体であり、まれにクリストバル石などほかのシリカ鉱物を含む。ペグマタイト、石英脈、チャート、珪岩、石英砂岩、未固結の石英砂などを利用する。用途や産状あるいは見かけにより、炉材珪石、白(しろ)珪石、赤白(あかしろ)珪石、青白(あおしろ)珪石、珪砂、それらの風化した軟珪石、玉石(たまいし)など、いろいろな名前でよばれる。炉材珪石は耐火れんがの原料の総称で、ほとんどの珪石がそれに利用され、製鉄用コークス炉、ガラス溶融炉、平炉などに使われる。白珪石はペグマタイトに産する白色良質の珪石で、石英ガラス、光学用レンズ、メタリックシリコンに利用される。チャートに伴って産する赤白珪石および青白珪石は、赤色あるいは緑色のチャート角礫(かくれき)の間を白色の石英脈が埋めたもので、丹波(たんば)地方の丹波珪石がよく知られている。軟珪石は一般に不純物を多く含み、セメントや耐火モルタルの混和剤として用いられる。玉石は陶磁器原料をつくるボールミル(硬い球体を入れた容器を回転させて粉体をつくる装置)の粉砕用ボールとして利用される。また、珪石は耐火炉材やガラスなどの用途のほかに、陶磁器原料、鋳物砂、研磨剤、製錬用溶剤などに利用される。
[斎藤靖二]
外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新
4/12 デジタル大辞泉プラスを更新
3/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
2/13 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新