デジタル大辞泉
「珪素」の意味・読み・例文・類語
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けい‐そ【珪素】
〘名〙
炭素族元素の一つ。記号 Si 原子番号一四。原子量二八・〇八六。
灰色でダイヤモンド型の等軸系結晶、黒色で金属光沢をもつ結晶性のものや、褐色で無定形のものなどがある。天然には
単体としては存在しないが、珪酸塩として広く存在し、地殻の主要構成要素となっている。工業的には
珪砂を原料として電気炉で炭素または、
マグネシウム、
アルミニウムで還元してつくる。空気中では
常温で安定。
高温では酸素、
窒素、
ハロゲンなどと反応する。高純度のものは典型的な
半導体として
ダイオード、
トランジスタに用いられるほか、
合金元素としても重要。シリコン。〔稿本化学語彙(1900)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報