現来・見来(読み)げんらい

精選版 日本国語大辞典 「現来・見来」の意味・読み・例文・類語

げん‐らい【現来・見来】

〘名〙
現世来世現当
仮名草子・為愚痴物語(1662)一「本宮証誠殿にして現来二世の御いのり有けるに」
② 見えてくること。現われて来ること。来現。
正法眼蔵(1231‐53)古鏡「胡漢来現の時節は、古鏡の胡漢を現来せしむるなり」
遠方から到来したものといって人に贈ること。また、そのもの。多く手紙などに用いる。
※遊学往来(14C中‐後)上「抑所承名香、折節随見来候」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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