球拾(読み)たまひろい

精選版 日本国語大辞典 「球拾」の意味・読み・例文・類語

たま‐ひろい‥ひろひ【球拾】

  1. 〘 名詞 〙 野球などで、選手の打撃練習などによってグラウンド周辺に散ったボールを拾い集めること。また、その人。いつもそればかりをしている補欠選手をあなどっていう場合もある。
    1. [初出の実例]「たま拾と称する一部隊を設けて」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉八)
    2. 「野球部員と称すべきものは、十人足らずであって、〈略〉彌次馬が球拾(タマヒロ)ひを手伝ってゐるといふ有様で」(出典:熱球三十年(1934)〈飛田穂洲女人禁制)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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