球磨型軽巡洋艦(読み)くまがたけいじゅんようかん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「球磨型軽巡洋艦」の意味・わかりやすい解説

球磨型軽巡洋艦
くまがたけいじゅんようかん

旧日本海軍の軽巡洋艦。「5500t」型と呼ばれる軽巡洋艦初期の5隻をいう。基準排水量 5100t,速力 36kn。改造後,基準排水量約 7000t,速力 32kn,主砲 14cm砲7,53cm魚雷発射管8,カタパルト1,水偵1機搭載。『球磨』は,1920年8月佐世保工廠で竣工,44年1月 11日,ペナン島付近で沈没。『多摩』は,21年1月長崎三菱造船所で竣工,44年 10月 25日のレイテ沖海戦で,マニラ東方で沈没。『北上』は,21年4月佐世保工廠で竣工,41年重雷装艦に改造,45年7月 24日,呉で沈没。『木曾』は,21年5月長崎三菱造船所で竣工,44年 11月 13日,マニラ港で沈没。『大井』は,21年 10月神戸川崎造船所で竣工,41年九三式魚雷用発射管 40基を搭載する重雷装艦となる。 44年7月 19日,マニラ西方で沈没。

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