理惑論(読み)りわくろん(英語表記)Li-huo-lun

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「理惑論」の意味・わかりやすい解説

理惑論
りわくろん
Li-huo-lun

中国三国時代の思想家牟融 (ぼうゆう) の著。1巻。成立年代未詳。 40条の問答によって儒教仏教道教異同を論じ,仏教のすぐれていることを結論したもの。三教関係の書として最古であり,魏晋南北朝時代の三教交渉史を理解するために重要な書物である。

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