環視(読み)カンシ

デジタル大辞泉 「環視」の意味・読み・例文・類語

かん‐し〔クワン‐〕【環視】

[名](スル)大勢が周りを取り囲んで見ること。「衆人環視の中」
「家内じゅうのものが寄り集まってこの大きな奇蹟を―した」〈寅彦・子猫〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「環視」の読み・字形・画数・意味

【環視】かん(くわん)し

とりまいて見る。また、見まわす。〔元史、方伎、田忠良伝〕~忠良をみて曰く、今一大將を拜して江南を取らしめんとす。が心已に定まる。果して何人ぞやと。忠良、左右し、一人を目して對(こた)へて曰く、是の夫、大事を屬すべしと。

字通「環」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android