瓢虫(読み)テントウムシ

デジタル大辞泉 「瓢虫」の意味・読み・例文・類語

てんとう‐むし〔テンタウ‐〕【瓢虫/天道虫/紅娘】

甲虫目テントウムシ科の昆虫総称。体長7ミリくらい、半球状で足は短い。幼虫は体が長く、体表に針状の毛が散在する。アブラムシカイガラムシ植物病菌を食べるもののほか、農作物害虫となるものもいる。 夏》老松の下に―と在り/茅舎
テントウムシ科の昆虫。最も普通にみられる種で、背面は黒に橙色の紋、橙色に黒色の紋などさまざまな模様のものがある。触ると悪臭のある橙黄色の汁を出す。幼虫・成虫ともアブラムシを食べる益虫。なみてんとう。

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精選版 日本国語大辞典 「瓢虫」の意味・読み・例文・類語

てんとう‐むしテンタウ‥【瓢虫・天道虫】

  1. 〘 名詞 〙
  2. テントウムシ科に属する甲虫の総称。小さいものは三ミリメートル以下、大きいものは一三ミリメートルあり、日本に約一七〇種いる。アリマキやカイガラムシを食べるナミテントウ・ナナホシテントウ・アカボシテントウ、植物の病菌を食べるシラホシテントウなどは益虫であるが、ニジュウヤホシテントウ・トホシテントウなどは農作物の害虫となる。
  3. なみてんとう(並瓢虫)」の異名。《 季語・夏 》 〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「瓢虫」の解説

瓢虫 (テントウムシ)

学名Harmonia axyridis
動物。テントウムシ科の昆虫

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