甍を並ぶ(読み)いらかをならぶ

精選版 日本国語大辞典 「甍を並ぶ」の意味・読み・例文・類語

いらか【甍】 を 並(なら)

建物が立ち並ぶ。家がたくさんたてこんでいるさまをいう。
曾我物語(南北朝頃)八「総じて上下屋形の数、十万八千間、軒をならべて小路をやり、いらかをならべて打たりけり」
② 比喩的に、多くのものがずらりと並んでいるさまをいう。
信長公記(1598)一五「御一門歴々宗徒の家子郎等、甍を並べて討死、算を乱したる有様御覧じ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android