甘棠の詠(読み)かんとうのえい

精選版 日本国語大辞典 「甘棠の詠」の意味・読み・例文・類語

かんとう【甘棠】 の 詠(えい)

  1. ( 中国、周の宰相召公奭が甘棠樹の下で民の訴訟を聞き、公平に裁断したので、民が召公の徳を慕い甘棠の詩(「詩経‐召南」所収)をつくりうたったという故事から ) 人々が為政者の徳をたたえること。
    1. [初出の実例]「任終国司国人送来。是依非法事、自成甘棠之詠歟、各仰感悦之由了」(出典中右記‐保安元年(1120)二月二九日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android