百科事典マイペディア 「甘粕正彦」の意味・わかりやすい解説
甘粕正彦【あまかすまさひこ】
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大正時代の軍人、昭和時代の満州国要人。明治24年1月26日宮城県に生まれる。父は警察官。陸軍士官学校卒業後、けがのため憲兵に転科し、1921年(大正10)憲兵大尉となった。渋谷憲兵分隊長兼麹町(こうじまち)憲兵分隊長のとき、1923年9月の関東大震災にあい、大杉栄(おおすぎさかえ)らを殺害、同年軍法会議で懲役10年の判決を受けた。1926年10月に出獄し、翌1927年渡仏。帰国後、中国東北(満州)に渡り、関東軍の満州占領計画に協力した。1932年(昭和7)に満州国民政部警務司長、のち協和会中央本部総務部長、満州映画協会理事長などを歴任した。昭和20年8月20日自決。
[吉見義明]
『角田房子著『甘粕大尉』(中公文庫)』
陸軍軍人,のち満州国の要人。仙台市生れ。1912年陸軍士官学校卒,21年憲兵大尉となる。23年9月東京麴町憲兵分隊長のとき,関東大震災の混乱に乗じてアナーキスト大杉栄らを殺害し,軍法会議で懲役10年の判決をうける(甘粕事件)。26年仮出所し,フランスに渡る。29年帰国後大川周明の手引きで満州に渡り,満州事変に際し裏面で関東軍に協力,のち満州国民政部警務司長,協和会中央本部総務部長,満州映画協会理事長などを歴任。敗戦直後の45年8月20日長春(当時は新京)で自決。
執筆者:鈴木 隆史
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