甚も(読み)イタモ

デジタル大辞泉 「甚も」の意味・読み・例文・類語

いた‐も【甚も】

[副]《形容詞「いたし」の語幹+係助詞「も」から。上代語》はなはだしくも。
「君に恋ひ―すべなみ奈良山の小松もとに立ち嘆くかも」〈・五九三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「甚も」の意味・読み・例文・類語

はなはだ【甚】 も

「はなはだ」に詠嘆気持を込めて強めたいい方。
万葉(8C後)七・一三七〇「甚多毛(はなはタモ)降らぬ雨ゆゑ庭たつみいたくなゆきそ人の知るべく」

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