生兵法は大怪我の基(読み)ナマビョウホウハオオケガノモト

デジタル大辞泉 「生兵法は大怪我の基」の意味・読み・例文・類語

生兵法なまびょうほう大怪我おおけがもと

少しばかりの知識技術は、それに頼ったり自負したりして、かえって大失敗をすることのたとえ。生兵法大疵おおきずもと

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 「生兵法は大怪我の基」の解説

生兵法は大怪我の基

なまじ武術を知っていると、十分な力がないのに事をかまえて、大きな失敗をしかねない。また、中途半端な知識がきわめて危険なことのたとえ。

[使用例] 人間はどうかすると未熟な科学の付け焼き刃の価値を過信して、時々鳥獣に笑われそうな間違いをして得意になったり、生兵法の大怪我をしても未だ悟らない[寺田寅彦沓掛より|1933]

[解説] 「生兵法」はなまはんな武術の意で、比喩的に未熟な技能や知識をさします。

英語〕A little knowledge is a dangerous thing.(半端な知識は危険なもの)

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