生平・黄平(読み)きびら

精選版 日本国語大辞典 「生平・黄平」の意味・読み・例文・類語

き‐びら【生平・黄平】

〘名〙 からむしの繊維で平織りに織り、まだ晒(さら)してないもの。上質であるため、多く帷子(かたびら)羽織に用いる。滋賀県彦根市高宮付近から多く産出した。大麻の繊維を用いることもある。《季・夏》
浮世草子日本永代蔵(1688)五「生平のかたびら添てとらすべし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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