生腹立(読み)なまはらだつ

精選版 日本国語大辞典 「生腹立」の意味・読み・例文・類語

なま‐はらだ・つ【生腹立】

〘自タ四〙 (「なま」は接頭語) なんということなく腹が立つ。いやに腹が立つ。
源氏(1001‐14頃)東屋「心ちなくなどはあらぬ人の、なまはらたちやすく」

なま‐はらだたし【生腹立】

〘形シク〙 (「なま」は接頭語) いやに腹立たしい。怒りを直接ぶつけることができず、いらいらする。
※宇治拾遺(1221頃)三「なまはらだたしうおぼえて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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