生魚(読み)セイギョ

デジタル大辞泉 「生魚」の意味・読み・例文・類語

せい‐ぎょ【生魚】

生きている魚。
新鮮な魚。また、なまの魚。なまざかな。鮮魚
[類語]うおさかな魚族稚魚幼魚・若魚・成魚雑魚川魚かわうお川魚かわざかな淡水魚海水魚深海魚熱帯魚回遊魚・暖流魚・寒流魚・出世魚生魚なまざかな活魚生けうお鮮魚青魚光り物猫跨ぎ

なま‐ざかな【生魚/生×肴】

煮たり焼いたりしていないなまの魚。なまうお。
[類語]うおさかな魚族稚魚幼魚・若魚・成魚雑魚川魚かわうお川魚かわざかな淡水魚海水魚深海魚熱帯魚回遊魚・暖流魚・寒流魚・出世魚生魚せいぎょ活魚生けうお鮮魚青魚光り物猫跨ぎ

なま‐うお〔‐うを〕【生魚】

煮たり焼いたりなどしてない、なまのさかな。なまざかな。

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精選版 日本国語大辞典 「生魚」の意味・読み・例文・類語

せい‐ぎょ【生魚】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 生きている魚。
    1. [初出の実例]「生魚等にもゆひたりといへる詞ある歟」(出典:名語記(1275)六)
    2. [その他の文献]〔荀子‐礼論〕
  3. 新鮮な魚。なまざかな。鮮魚。
    1. [初出の実例]「凡当庄神人致生魚売買之業」(出典春日社記録‐中臣祐賢記・弘安三年(1280)五月一九日)

いけ‐うお‥うを【生魚】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「いけ」は生かしておく意の「いける」から ) 食用のために生簀(いけす)などで飼ってある魚。いきうお。
    1. [初出の実例]「兵庫生洲〈略〉諸魚を多く放生(はなちいけ)て常に貯ふ、これを兵庫の生魚(イケウヲ)と云ふ」(出典:摂津名所図会(1796‐98)八)

いき‐うお‥うを【生魚】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 生きている魚。
    1. [初出の実例]「生魚を我手にかけてまな板に 四五人つかへと役にたたすしや」(出典:俳諧・西鶴大句数(1677)二)
  3. いけうお(生魚)

なま‐うお‥うを【生魚】

  1. 〘 名詞 〙 なまの魚。煮たり焼いたりなどしていない魚。なまいお。なまざかな。
    1. [初出の実例]「僧形として、生魚(ナマウヲ)を手に把たる心うさよ」(出典:源平盛衰記(14C前)一〇)

なま‐ざかな【生魚・生肴】

  1. 〘 名詞 〙 煮焼きなどしていないなまのままの魚。また、生きている魚。なまうお。いきざかな。
    1. [初出の実例]「秋風の吹おくらるる生肴〈如見〉 しかれば手樽篠の葉の露〈宗因〉」(出典:俳諧・天満千句(1676)三)

なま‐いお‥いを【生魚】

  1. 〘 名詞 〙なまうお(生魚)
    1. [初出の実例]「なまいをの鱠(なます)をほしく思へり」(出典:御伽草子二十四孝(室町末))

いき‐ざかな【生魚】

  1. 〘 名詞 〙いきうお(生魚)

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普及版 字通 「生魚」の読み・字形・画数・意味

【生魚】せいぎよ

鮮魚。

字通「生」の項目を見る

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