産物(読み)サンブツ

デジタル大辞泉 「産物」の意味・読み・例文・類語

さん‐ぶつ【産物】

その土地で産する物品
あることが背景となってうみ出されたもの。「長年にわたる研究産物」「時代産物
[類語](1物産土産/(2結果

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「産物」の意味・読み・例文・類語

さん‐ぶつ【産物】

〘名〙
① その土地から産出する物。
※本朝画史(1678)下「南都墨、蓋和州之産物也」
人情本・恋の若竹(1833‐39)下「赤城山の産物(サンブツ)を積出し、真坂屋へ送りて、商売したりけるに」 〔曹植‐文帝〕
② (比喩的に用いて) 時代や環境から生みだされるもの。ある物事の結果として得られるもの。
三四郎(1908)〈夏目漱石〉五「社会は烈しく揺(うご)きつつある。社会の産物たる文芸もまた揺きつつある」

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普及版 字通 「産物」の読み・字形・画数・意味

【産物】さんぶつ

ものを生ずる。〔論衡、感虚〕天は氣を施すことをとし、地は物をすることをとす。實のすべきるは、皆地の生ずるなり。

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