産衣(読み)ウブギヌ

デジタル大辞泉 「産衣」の意味・読み・例文・類語

うぶ‐ぎぬ【産衣】

《「うぶきぬ」とも》「うぶぎ」に同じ。

さん‐い【産衣】

生まれたばかりの赤子に着せるもの。うぶぎ。

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精選版 日本国語大辞典 「産衣」の意味・読み・例文・類語

うぶ‐ぎぬ【産衣】

〘名〙 (「うぶきぬ」とも) 生まれたばかりの赤ん坊に、産湯のあと着せる祝い着。また、宮参りに着る着物。吉色を染めたり、鶴亀松竹などのめでたい模様をつけたりすることがある。うぶぎ。
赤染衛門集(11C中)「うぶきぬとどめたりしを、まもりにそふるものなりとて、こひたりしに、かはりて」

さん‐い【産衣】

〘名〙 生まれたばかりの子どもに着せる祝着。うぶぎぬ。うぶぎ。さんえ。
御堂関白記‐寛弘六年(1009)一二月九日「初着産衣給」

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