田の実の節供(読み)たのみのせっく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「田の実の節供」の意味・わかりやすい解説

田の実の節供
たのみのせっく

田の実,タノミの祝い,タノムの日,タノモ節供八朔 (はっさく) 節供ともいう。旧暦8月1日に新穀などを贈答し合って祝った民間行事。稲の実りを神にタノム (祈願する) 意に始るが,転じて頼むの節供として,武士の間で贈答を行い,奉公人や嫁は里帰りをする習俗となった。

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