田口成良(読み)たぐちしげよし

世界大百科事典(旧版)内の田口成良の言及

【阿波国】より

…この時期の在地領主層はみずからの所領を守るために中央の権門・寺社にその所領を荘園として寄進しているが,阿波においても,石清水八幡宮領板野郡萱島(かやしま)荘,長講堂領麻殖郡麻殖保,その他多くの荘園があらわれており,その背後での在地領主層の活発な動きを推測させる。そして,平安時代も末期になると,阿波の最有力の武士である田口成良(成能)が源平の戦いに際し平氏側の有力武将として屋島に向かう源義経と戦うなどの活動をしており(のちに彼は源氏側につく),争乱は阿波一国をまきこんで,そのなかで時代を中世へと変えていく。
【中世】
 源平争乱のさなか,1185年(文治1)鎌倉幕府は守護・地頭設置の勅許を獲得する。…

※「田口成良」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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