田沼町(読み)たぬままち

日本歴史地名大系 「田沼町」の解説

田沼町
たぬままち

面積:一八六・〇一平方キロ

郡の南西部に位置し、東は葛生くずう町、南は佐野市・下都賀しもつが岩舟いわふね町、西は足利市、北は群馬県桐生きりゆう市・勢多せたあずま村。足尾あしお山地の南西部にあたり、秋山あきやま川・彦間ひこま川・はた川の扇状地で形成される平野部と、旗川・彦間川上流の山間部とからなり、南北に細長く、北高南低となっている。町の中心は扇状地の扇央部に形成された田沼で、旗川流域の三好みよし野上のがみ地区、彦間川流域の戸奈良となら新合しんごう飛駒ひこま地区を後背地とする谷口集落として発達し、江戸中期からは一瓶塚いつぺいづか稲荷神社の門前町的要素も加わった在郷町であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android